J-SOL 3 関連特別セミナーのご案内

J−SOL本大会の前後に欧州・アジアから来日する6人のプロフェッショナル・ソリューショニストたちがソリューションフォーカスの実践者としての経験・知恵を伝えてくれるセミナーを開催します。

SOL創設およびSOL進化の推進力となっている英国のマーク・マカーゴウ博士とジェニーさんご夫妻。スウエーデンにおけるSF普及に貢献し、シンプルでクリエイティブなSFツールの開発者としてしられるマイケル・ヤ―ト氏、シンガポールおよびマレーシアの大企業幹部を対象にエグゼクティブ・コーチとして活躍するサイモン・リー氏、アムステルダム裁判所での調停や国境なき医師団のコミュニケーション研修講師など多彩な活躍をするオランダのフレドリク・バニンク博士、そして昨年のJ−SOL2基調講演者でSFワーク品質向上のための非営利団体SFCT初代会長、ドイツのキルステン・ディロルフさんという、欧州およびアジアでご活躍中の多彩なソリューショニストが、SF実践に関してそれぞれご自身の得意とする領域におけるノウハウを披露してくださいます。

「人は人に接することによって人になっていく」  アフリカの諺

ヒューマン・コミュニケーションの領域で、自分の対応力の幅やスキルを向上させ、自分自身を成長させようと願う方であれば、書籍やインターネット等の情報媒体を利用する方法だけでなく、様々なタイプのモデルになる人物と直に接することの価値を十分認識されていることでしょう。今回のメンバーは、私が2005年から参加し続けてきた欧州のSOL国際大会で出会ってきた数々の素敵なソリューショニストの中でも、ぜひ日本の皆さんに紹介したいと思う人ばかりです。普段接するチャンスのない今回の多彩なソリューショニストの面々に出会う機会を、ぜひ皆さまに活かしていただけるよう願ってやみません。

                         株式会社ソリューションフォーカスコンサルティング

                         代表取締役  青木安輝





TIME & PLACE

日程
セミナー名
講師
場所
費用
割引(注1)
6月19日
10am〜
5:30pm

30,000円
27,000円
6月20日
10am〜
5:30pm

30,000円
27,000円
6月24日
6:30pm〜
9pm

4,000円
2,000円
6月25日
9:30am〜
5:30pm

40,000円
36,000円
6月28日
午前
9:30am〜

40,000円
36,000円
6月28日
午後
〜5:30pm
(注1) J-SOL 3 本大会と併せてお申込いただいた場合の割引価格です。
(注2) 午前・午後ともに、各1セミナー(計2セミナー)をお選びいただきます。
会場の場所と地図
福岡
パピヨン24
http://www.papillon24.jp/sub4_traf.html
京都
京都市国際交流会館
http://www.kcif.or.jp/jp/access/
東京
(24日)
秋葉原UDX
http://udx.jp/access.html
東京
(25・28日)
国際ファッションセンター 墨田区横網一丁目6番1号
http://www.tokyo-kfc.co.jp/accessmap.html



SOLUTIONISTS

マーク・マカーゴウ博士

Mark McKergow PhD MBA
マーク・マカーゴウ博士(英)

The Centre for Solutions Focus at Work代表 
http://www.sfwork.com/ (英語)

マカーゴウ博士は元々は物理学者でしたが、解決志向アプローチと出会い、それをビジネス社会一般に普及させて行く立役者となりました。SFコンサルタント、講演者、著作者として国際的に著名で25カ国で講演&セミナーを開催してきました。博士とジャクソン氏の共著’The Solutions Focus: Making Coaching and Change SIMPLE’(邦訳「ソリューションフォーカス−組織の成果に直結する問題解決法」ダイヤモンド社刊)はビジネス場面におけるソリューションフォーカス応用についてのバイブル的な著作としてSFを実践する人々にとって必読書となっています。J−SOLのモデルとなっているSOL国際大会(Solutions in Organizations Linkup)創設にあたって、マカーゴウ博士はパートナーのジェニー・クラーク氏と共に重要な役割を担い、かつ現在も国際的なSFコミュニティにおいて様々な新しい試みを提供し続けています。


The Centre for Solutions Focus at Work共同代表
http://www.sfwork.com/ (英語)

ジェニーさんはマカーゴウ博士と共にsfworkの共同代表として、変化を望む組織に対するSFを活用したコーチング、ファシリテーション、研修等のサービスを提供されています。ジェニーさんは企業人として様々な経験を積んでおられ、調査畑、ビジネス戦略プランニング、法令対応、世論マネジメント、経営企画などの部署で活躍されました。
大きな組織の変革プロセスに関わるリーダーへのコーチングを得意とし、世界中でマネジャー、コンサルタント、講師、コーチに対するSFワークショップを開催してきました。SOL国際大会の創設メンバーの一人として、最初の2回の大会を成功に導く上で大きな役割を果たしています。以来SFコミュニティの重要なメンバーとして尊敬を集めておられます。


ジェニー・クラーク

Jenny Clarke MA
ジェニー・クラーク(英)


マイケル・ヤート

Michael Hjerth
マイケル・ヤート(スウエーデン)


Solutionwork代表、シニアコンサルタント
www.solutionwork.se (スウエーデン語)

ヤート氏は1960年ストックホルム生まれで、ミュージシャンとして職業人生をスタートした後、大学に戻り心理学と哲学を学びました。そして、臨床心理家としての訓練と実践を続ける中で解決志向アプローチと出会い、故スティーブ・ディシェーザー氏のスーパービジョンを受けつつ、SFセラピストとしての経験を積む中で、コーチングやリーダーシップなどの領域へSFを応用することに目覚めました。スウエーデンのSFサービスプロバイダーとして定評のあるFKC(http://fkc.se/fkccenter.htm)に勤務の後、2005年にCaroline Klingenstierna氏と共に Solutionworkを創立し、企業向けのサービスを提供しています。ヤート氏はマイクロツール・PLUSモデルの開発者として有名で、スウエーデンにおいては数多くのSF専門家を養成し、現在SOL運営メンバーおよび欧州ブリーフセラピー協会(EBTA)理事として活躍中。


Brief Academy 副代表
http://www.briefacademy.com/(英語)

リー氏はリーダーシップ開発と強みをベースにした変革に特化したエグゼクティブ・コーチとしてはアジアにおけるパイオニアの一人です。幅広いマネジメント経験を持ち、セールス、顧客サービス、生産管理や品質管理など多岐にわたる部門でリーダーシップを発揮してきました。活躍した業種は幅広く、情報技術、通信、製造、ストレージ、サービスなどに及び、クアンタム社、ルーセント・テクノロジー社、デジタル・エクイップメント・シンガポール社の経営幹部として成果をあげてきました。その25年におよぶ企業での経験を活用し、SFコーチングを最大限に活用しながら、企業幹部、経営者などのリーダー、そしてチームや組織がより能力を発揮できるようサポートしています。カナダ、イギリス、アメリカ各国でコーチの資格を取得。


サイモン・リー

Simon Lee MBus, CSFC, MAC
サイモン・リー(シンガポール)


フレドリク・バニンク

Drs. F.P. Bannink PhD, MDR
フレドリク・バニンク博士


臨床心理学者、アムステルダム裁判所・調停人
http://www.fredrikebannink.com/(英語・オランダ語)

バニンク氏はオランダ・アムステルダムにおいて研修、コーチング、裁判所における調停等の仕事をこなす一方、数々の著作を著し高い評価を得ています。ソリューション・フォーカスによる面接・コーチング・調停、およびポジティブ心理学などのテーマで国際的に講師としても活躍中です。また「国境なき医師団」向けのコミュニケーショントレーニング講師としてアフリカなどに毎年派遣されています。

1001の解決志向質問
ポジティブ心理学を実践する
1001の解決志向質問
ポジティブ心理学を実践する

SF組織開発トレーナー
Solutions Academy創設者
www.solutionsacademy.com(英語)

エグゼクティブ・コーチング、HR開発、チェンジマネジメント等の領域でSFを導入したプログラムを展開。主な顧客には、ドイツ銀行、バイエル製薬、GM、アルセロール・ミッタル等がある。SFコンサルティングおよびトレーニングの品質認証団体であるSFCT(The Association for the QualityDevelopment of Solution Focused Consulting and Training) の創立メンバーであり、会長を務める。

SFCT認証マーク
SFCT認証マーク

キルステン・ディロルフ

Kirsten Dierolf
キルステン・ディロルフ(独)



福岡 J−SOL3 Pre-conference seminar 1
6月19日(土) 10am〜5:30pm
*この1日セミナーは、有限会社マリーロータスとの共催です。

「ソリューションフォーカスと未来の新しい創り方」
"The Solutions Focus and the New Way to Create Your Future"

マーク・マカーゴウ博士&ジェニー・クラーク
通訳:青木安輝

あなたの望む未来を創る”新しい方法”を探していらっしゃる皆さん、是非お伝えしたいことがあります。仕事のこうなればいいな、家庭生活や様々な人間関係のこうなればいいな、人生でやりたいことに関してのこうなればいいな、などに関して目標設定をしたのはいいのだけれど、あまりにも色々なことが思いがけない変化をしていくので、計画した通りのことを実現するのは不可能だなんて思ったことはありませんか?もしかするとゴールや目標設定というのは、それらの言葉が約束してくれそうなものを案外私たちにもたらしてくれるとは限らないと、うすうす思っている方は多いのではないでしょうか?

このワークショップでは自分の新しい未来を創るのに、ゴール設定や戦略策定、計画立案やギャップ分析などをあえて「しない」というやり方で取り組みます。あなたがまさに今いるところからスタートして、自分のまわりで起こっている様々な変化の中から、自分が行きたい方向に自信を持って歩みを進めるために合致するものを選んで、それを役に立たせるにはどうしたら良いか、という視点を大切にします。

マーク・マカーゴウとジェニー・クラークが、あなたが自分自身に対しても、まわりの人に対しても使える6つのソリューションツールを紹介します。ワークショップに参加された方は、その場をスタート地点として、自分がさらに前進させたいと思っているプロジェクトへの新しい取り組み方を試してみることができます。そしてそれは、一緒にワークショップに参加された皆さんが、あなたの背中をやさしくスッと押してくれる仲間となって行く体験となるでしょう。

セミナーの特長


ゴールセッティングをしない新しい未来創造法の概念を理解する。
ソリューションフォーカスの6つのツールの活用法を学ぶ。
自分の未来創造の第一歩をセミナーを中でスタートさせる。


京都 J−SOL3 Pre-conference seminar 2
6月20日(日) 10am〜5:30pm


「組織開発(OD)におけるSF導入法」
"Organizational Development in SF ways"

マーク・マカーゴウ博士&ジェニー・クラーク
通訳:青木安輝

ソリューションフォーカスの手法はもともと一対一の面談場面や小グループを対象にしたコミュニケーション法をベースにしてきました。しかし、その後の進化発展の中で、より大きな組織の中での変革プロセスに対する応用が増えてきました。このセミナーでは、マークとジェニーがソリューションフォーカスの解決志向的語法および変化志向的語法、そして創生的(emergent)アプローチが組織開発(OD)という領域にいかにフィットしているかというポイントをわかりやすく解説し、組織を活性化することに貢献したいと願う人なら誰でもわくわくするような刺激的セッションを体験できるでしょう。マーク&ジェニーが直接経験してきた、あるいはSOLコミュニティのメンバーが「組織」のレベルで取り組んできた様々な事例をご紹介します。

セミナーの特長






SFをSF以外の変革手法(システム思考、AI、TQM,シックスシグマ、アクションリサーチ、その他)と関連づけて理解することができます。
SFのアプローチを近接領域の体系(複雑系科学、ナラティブ、ストレングスベースの諸手法、他)と比較して特長をつかむことができます。
SFツールを組織という文脈の中でどのように応用したらよいのかを学びます。
戦略プランニングやマネジメントをSF式に実行する新しいやり方を見つけます。
ライブ・デモンストレーション・セッション(参加者の中からの課題提供をお願いします)
様々な手法や活動に関する経験をお互いにシェアします。

プロ・コーチ、ビジネス・リーダー、コンサルタント、チェンジエージェント、ファシリテーター、SF実践者といったカテゴリーに属する皆さんでしたら、このセミナーの価値は非常に高いものとなるでしょう。



東京 J−SOL3 Pre-conference seminar 3
6月24日(木) 6:30pm〜9pm


「ソリューションフォーカス入門」
"Getting to Know the Solutions Focus"

マーク・マカーゴウ博士
通訳:青木安輝

短い時間でソリューションフォーカスについて基本的な知識を得たい、J-SOL3本大会前にソリューションフォーカスの基本をおさらいしたい、SFをビジネス界に広める立役者となったマカーゴウ博士はSFの基本をどう解説するのか知りたい等、この入門編に参加する動機は色々あり得ます。SFの予備知識がなくJ−SOL本大会やその前後のセミナーに参加される方には是非おすすめのプログラムです。


東京 J−SOL3 Pre-conference seminar 4
6月25日(金) 9:30am〜5:30pm


「SFで課題解決:ライブセッションDAY!」
"Experiencing Solution Building: SF Live Sessions DAY!"

マーク・マカーゴウ博士&ジェニー・クラーク
通訳:青木安輝

ソリューションフォーカスを学ぶ上でもっともエキサイティングなのは、経験を積んだソリューショニストが実際にクライアントと関わる場面を見ることです。このワークショップは1日中、受講者の中から組織の中での課題を抱えている方にステージに上がっていただき、マークとジェニーが解決構築するお手伝いをするのを一緒に体験するセッションになります。クライアントは個人でも小グループでも可能です。つまり職場での解決構築を目指す仲間(あるいは上司・部下)同士で参加して、クライアント役をすることも可能です。クライアント役になれる方(グループ)は、数に限りがありますが、自分が直接クライアントにならなくても、セッションを観察する側に回ることで、目の前で起こっていることを自分の現場のことに置き換えて様々な思考実験をすることが可能です。またリフレクティングチームとしてセッションに関与するチャンスもあります。

ワークショップの冒頭で簡単なイントロダクションをした後、一回目のライブ・コンサルテーション(60分〜90分)を行います。提示されたトピックの内容、ワークの進行具合などに応じて、聴衆の皆さんにも様々な形で参加していただく可能性があります。セッション終了後に、ディスカッションの時間が設けられ、セッションの中で起こったことを確認したり、様々な視点の意見交換をするなど、学びのための時間が大切にされます。様々な背景や視点を持った方たちが集まった中で、起こったことの振り返りをする豊かな時間を持つことは、日常生活の中では不可能に近いことです。解決構築をするプロセスとは実際にどのようなものなのかを体験したい、見てみたいという方、またSFのツールを使いこなす洗練された技とはどのようなものかを知りたい方は、ぜひこのチャンスをつかんでください。

以下のような皆さんにおすすめします。リーダーシップを取っている方、チェンジエージェント、ファシリテーター、コーチ、人材開発担当者、コンサルタント、組織開発スペシャリスト、そして生のSF活用現場を見たいを希望する人なら誰でも。 ソリューションフォーカスの知識がなくても参加可能です。SFを学んでいる最中で自分の体験の幅をひろげたいと希望されている方にはぴったりのワークショップです。

プロ・コーチ、ビジネス・リーダー、コンサルタント、チェンジエージェント、ファシリテーター、SF実践者といったカテゴリーに属する皆さんでしたら、このセミナーの価値は非常に高いものとなるでしょう。



東京 J−SOL3 Post-conference seminar 1
6月28日(月) 9:30am〜5:30pm


「世界のソリューショニストから学ぶ効果的SF実践法」

<午前: ルームA>
「マイクロツール: たった5分で必要な答えが見つかる」
"Microtools: finding solutions and focus in five minutes"

マイケル・ヤート(ス)
通訳:宇都出雅巳

マイクロツールは、ソリューション・フォーカス・アプローチのもっとも力強い部分を抜き出し、職場の日々の状況において使える方法として開発されました。注意力を喚起し、集中させる質問を注意深く選び出すことによって、心がより自然に働くのを助けます。マイクロツールによって次のような状況に対処できます。「あと5分で会議が始まるのに準備ができてない」「次の仕事に急いで取り掛かる前に考える時間がない」「即刻意思決定が求められる分岐点に立っている」。マイクロツールは6〜8個の質問であり、名刺に書き込めるほど短いものです。そして、ある状況において自分自身やだれかに問いかけるものです。それはまるで、もっとも重要な質問だけを行う超ミニインタビューです。より長いソリューション・フォーカス的対話は、この主要な質問を中心にして詳細に作りこんだものになります。マイクロツールにおいては、カギとなる質問にこだわり、それらをとても注意深く問いかけ、飾りや余計なものを一切使いません。その目的は長い会話に取って換わることではなく、厳しい時間的制約がありながらも、品質と効率が必要で、いいかげんさや不注意を避けたいときに使えるソリューション・フォーカスの型を提供することです。
マイクロツールの土台は、マイケルK.ヤートのPLUSモデルです。PLUSのそれぞれの文字がソリューション・フォーカス・モデルの重要な姿勢や課題を示しています。マイクロツールでは、これら一つ一つを1〜2の珠玉の質問に集約しています。質問はとても注意深く選ばれ、もっとも建設的な順序に並べられます。そして、最大限の注意と好奇心をもって問われるのです。こうして、できるだけ短い時間で、できるだけたくさんのリソースと集中を引き出します。また、マイクロツールがもたらすプラスの副作用によって、ソリューション・フォーカス・アプローチに構造や手順をもたらす力が鍛えられます。言い換えれば、コーチングやリードにおいて、あなたがより腕のいい職人になるのを助けるのです。
マイケルK.ヤートはアジアの哲学に影響を受けています。マイクロツールにおける最小限の優雅さ、簡素な力強さを育てるなかに、禅、タオイズム、そして武術の影響が見られます。また、脳科学と生物学の影響も受け、注意や感情と認知の相互作用に関する神経心理学の知見にも基づいています。一つの重要なコンセプトは、ツールとは生まれながらに持っている問題解決・解決構築スキルや人間を活性化しなくてはならないというものです。ある意味、マイクロツールとソリューション・フォーカス・アプローチはコーチングやリードにおける自然な形と見ることができるのです。

このワークショップは、すべては現実の状況で使用可能でなければならないという考えのもと、きわめて実践的な内容になっています。参加者は以下の点が得られます。
・二つの重要なマイクロツール(マイクロ計画ツールとマイクロ評価ツール)を自分自身、もしくはコーチングにおいてどう使うかを学ぶ
・マイクロ決定ツールと関係性修復ツールについても簡潔に学ぶ
・ソリューション・フォーカス・アプローチだけではなく、アジア哲学、武術、神経心理学といった、マイクロツールの理論的背景
・マイクロツールを組み立てる主要原理。これによって、参加者独自の状況に合った形で、思い通りにマイクロツールの修正や、新しいマイクロツールの組み立てができる。


<午前: ルームB>
「部下が前向きになるリーダーからの5つの質問(実践編)」
"5 QUESTIONS EVERY LEADER MUST ASK:[SF APPLICATION AT WORK]"

サイモン・リー(星)
通訳:青木安輝

経営者も社員も、目標達成のために問題を分析し、なんとか解決しようとして時間を使い果たしています。しかし、成功するリーダーシップに関するわれわれの経験からわかったのは、成功は、うまくいかなかったことではなく、うまくいったことに焦点を当てることによって生み出されるということです。
非常に多くの場合、問題に対する解決策は、チームの中、会議室の中に既に存在します。リーダーがすべての答えを持っているわけではないと認めて、リーダーの重荷を取り除くことは、とてもすばらしく、自由をもたらします。答えは当事者が集まる部屋の外ではなく中にあります。チームメンバーの創造力、知識、そして専門性を引き出すことが、問題への答えをもたらすカギです。

このプロセスは、人々の注意を前に向けます。後ろにある失敗を振り返って、非難や言い訳をするのではなく、可能性や解決した状態に注意を向けるのです。これによって議論のエネルギーは、求めている成果へと向かいます。人は何か前向きなものに貢献したいと願っています。どのようにそれを実現するかをあなたにご紹介します。

このワークショップは、J−SOL本大会分科会で紹介した5つの質問を、皆さんが実際に効果的なリーダーシップを発揮するためにどのように使えば良いのか実践的に学ぶ場となります。現実の状況で5つの質問がどのように使われるのか、この質問がどのようにして、人を考えさせ、チームメンバーに力を与え、より協力的にさせるか体感してください。

この5つの質問は、あなたが直面しているほとんどすべてのマネジメントにおける課題に適用できます。たとえば、チームワークの改善、業績の向上促進、問題解決、プロジェクト管理などです。

このワークショップでは、あなたに以下の点をお伝えします。
1. 「何が失敗の原因なのか?」という問題志向のマインドセットを、解決、成功、そして目標達成の可能性を広げる解決志向なものに変化させる方法。
2. 5段階の質問プロセスを活用し、引きだした答えから得た知識を応用したり、そこからさらに発展させて、成功を導きだす流れのつくりかた。
3. 自ら取り組む姿勢を創り出し、責任者意識を確立し、そしてチーム内に信頼を築く方法。
4. このリーダーシップのフレームワークをマネジメントにおける幅広い課題に適用する方法。


<午後: ルームA>
「ソリューション・フォーカス的対立解消法を仕事に生かす」
"SOLUTION FOCUSED CONFLICT MANAGEMENT AT WORK"

フレドリク・バニンク(蘭)
通訳:宇都出雅巳

ソリューション・フォーカス的対立解消法では、対立に焦点を当てる代わりに、欲しい未来、つまり現在と肯定的な違いのある未来に焦点を当てます。調停者やマネジャーの役割は、質問を投げかけることによって、その対立にかかわっている全員が目標を明確に表すこと、その目標を達成するための解決策を考え出すこと、そして、彼らを変わる気にさせることです。そのコンセプトと方法は、他の問題志向的な対立解消法と大きく異なります。ミーティングはよりポジティブになり、短くなります。このため、ソリューション・フォーカス的対立解消法は費用効率性も高くなります。

チームのメンバー同士、従業員と経営陣、組織と組織、また組織と政府といった間に対立がある場合、ソリューション・フォーカス的対立解消法は、仕事をとても効率的にします。

このワークショップでは、ソリューション・フォーカスに基づいた4つのシンプルな質問を学びます。この質問を、調停者、マネジャー、もしくはコーチとして使うことで、対立を解消し、協働的な関係を育てることができます。

ワークショップの目的

この3時間半の実践的ワークショップでは、次の3つのことを目指します。
・ソリューション・フォーカス的対立解消法を学ぶ
・ソリューション・フォーカスの専門家としての役割を学ぶ
・ポジティブな感情を育て、希望と楽観主義を植えつける4つのソリューション・フォーカス質問の使い方を学ぶ


<午後: ルームB>
「ビデオを使ったSFコーチング・トレーニング」
"Solution Focused Video Coaching Training"

キルステン・ディロルフ(独)
通訳:青木安輝

ソリューション・フォーカス・コーチングでは、「行動は相互作用の中にある」と言われます。コーチはクライアントと一緒に、セッションで得たい成果は何か、生活において何が起こってほしいのかを見つけていきます。コーチはリソースと例外を聞こうと耳をすまし、欲しい未来はどんなものかを探ってクライアントと一緒に鮮やかに描き出し、次のステップを明確にします。これらすべてをクライアントと協力して行いながら、コーチは常にクライアントの答えから次の質問が導き出されることを意識しています。コーチは作戦や手順を前もって作ってセッションには臨みません。コーチはセッションの現場で起こることに反応し、やり取りするのです。
コーチングの後で、そのセッションについて話したり、コーチが行ったことについて改善しようとするときには、コーチングを聞いていた人と一緒に記憶を思い出していきます。彼らは何がうまくいったかを伝えたり、ときには、次に行うときのアイデアを出してサポートしてくれます。コーチングで何がうまくいったかについて一緒に振り返ることは、とても強力な学びになります。ただ、それはそこにいた人の記憶に頼らざるをえません。
しかし今や、マジックミラーを通して生のコーチングを見るだけでなく、新しい技術により、コーチングを録画して後で見ることができるようになりました。これによって、どこでクライアントの言葉を使ったか、どこでうまくいっていることに焦点を当てたか、さらに場合によっては、どこでコーチが考えた解決のアイデアを入れ込んだか、それがクライアントに合っていたか、そうでなかったかを確かめることができます。キルステンの経験では、コーチが実際に何を行ったか、どのようにやり取りしたかを詳しく見ることは、とても大きな学びになると言います。
このワークショップでは、最初にキルステンによるビジネスコーチングの1セッションを見て、何がうまくいったのか(もしくはあまりうまくいかなかったのか)をチェックします。そして、録画されたセッションからどのように学ぶことができるかを探ります(コーチングは英語で行われていますが、通訳するか、もしくは日本語字幕をつけます)。そのあとで、二人の参加者にコーチングを行ってもらい、それを録画して、キルステンと他の参加者からフィードバックをもらう時間を設けます(キルステンには通訳がつくので、このコーチングは日本語で行います)。

このワークショップはきわめて実践的で、参加者とインタラクティブに進めていくものです。このワークショップによって、参加者は次のことが得られるでしょう。
・コーチングを学ぶためのツールとして、どのようにビデオ録画を使うかがわかる
・新しい技術がどのように役立つかを知る(もしそれをまだ知っていなければ)
・スーパービジョンや仲間同士の勉強会での学習効果を高めるために、ビデオ録画をどう使えばいいかがわかる
・キルステンと二人の参加者による、生の、もしくは録画されたコーチングを観察する体験