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ソリューションフォーカスとは
問題ではなく「解決に焦点を絞る」思考法およびコミュニケーション手法
問題を深く分析するかわりに、「どうなりたいか」「何を手に入れたいか」という未来イメージを創造する過程を先行させ、そこから目の前の具体的行動を変化させるように導くプロセスがソリューションフォーカスの手法です。組織のリーダー、指導者がこの発想をするかどうかで、組織の問題解決に至る道のりが長く苦しいものになるか、最短距離で効率の良いものになるかの違いをつくります。上司部下関係、コーチング、その他一対一で相手をサポートする様々なコミュニケーションにおいても、相手が欲しいものを手に入れることを援助しようとするのであれば、大変効率の良い手法であり得ます。

もし目の前に問題があり、それを解決しようと強く思うほど徹底的に問題の原因を追求しようとしがちです。しかし問題にも色々種類があります。物、金、システムの問題は頭を使ってよく問題を分析することで、より良い結論が導かれることが多いでしょう。ところが人のつながり、組織の問題は、「分析」=「誰が悪いかの犯人探し」になってしまうことが多いのです。機械が壊れていたら黙ってモノ言わず直されるでしょうが、人は自分が悪いとされただけで反発心が生まれ、自分が悪いのではなく他の〜が悪いという正当化をしようとします。そして問題は解決するどころかこじれてしまうことになります。

多くの場合、問題を解決できないままでいるのは、問題に焦点をあて過ぎるあまりソリューション(問題がなくなった状態)イメージを思い描いていないからです。「しかし、この問題を何とかしてからでなければ、その先なんて考えられない。」これが落とし穴なのです。なぜうまくいっていないのかを徹底的に分析する必要があるのはモノづくりや事故の調査の場面です。人間の行動をより生産的な方向に導くためのコミュニケーションの中では、問題は必要以上に大きく扱わないことが最短距離で解決に向かうためのポイントになります。そして「何が悪いか」ではなく「どうすれば良いか」に早めに焦点を絞るのです。問題よりも解決に焦点をあてるソリューションフォーカスという考え方およびコミュニケーション手法は、個人や組織が持つ目的、目標に向かって最短距離で行動を展開するために最適なツールと言えます。

本間正人さんのインタビューに答えてソリューションフォーカスの説明をする青木安輝
YouTube「SolutionFocus」
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最も効率性の高いセラピーとしてのSFA
ソリューションフォーカストアプローチはもともとアメリカでセラピー(精神療法)の一流派として生まれました。ヨーロッパで生まれた精神分析はその治療プロセスで数年もかけて200回もの面談をするのに対して、アメリカでは短期に治療を済ませるブリーフセラピーが始まりましたが、その最先端流派としてソリューションフォーカスト(解決志向)セラピーが生まれたのが1980年代半ばです。インスー・キム・バーグという韓国系米国人女性とスティーブ・ド・シェーザーという米国人の夫妻がセラピスト仲間たちと米国ウイスコンシン州ミルウオーキーでBFTC(Brief Family Therapy Center)という拠点をつくり、SFAを開発しました。

ブリーフセラピー(短期療法)が6回の面談で66%の治癒率を達成したことだけでも大きな進歩ですが、ソリューションフォーカスト(解決志向)セラピーでは2回の面談で77%の治癒率を達成するという飛躍的なイノベーションがもたらされました。

カナダでのSFセミナーで
青木(左)とインスー女史(右)
BFTC
http://www.psyctc.org/mirrors/sft/bftc.htm
ビジネス領域への応用
1990年代から流行り始めた「ビジネスコーチング」の中にもSFAは取り入れられ、用語などは共通点があります。コーチングは相手の自発性を高め、目標達成度をあげるのに有効なコミュニケーションとして企業社会に取り入れられました。しかし、コーチングにはその他多種多様な理論や手法が取り入れられたり、プロコーチを養成するためのコースが数多くつくられたので、習得するまでに長い期間が必要という印象をもたれる場合が多いようです。それに比してSFAはシンプルで最小限のコンテンツで有効な結果を生み出すので、比較的習得および実践まで時間がかかりません。

たった2回の面談でクライアントの行動が変わるという手法に注目したビジネスコンサルタントやコーチ達が、ビジネス領域でのコミュニケーション効率を高める、あるいは組織開発にSFAを応用しようという動きが2000年頃からヨーロッパを中心に始まりました。その中心的人物の一人がイギリスのマーク・マカーゴウ氏です。彼とポール・ジャクソン氏の共著”THE SOLUTIONS FOCUS-The Simple Way to Positive Change”はSFAをビジネスコンテクストで応用した成功例が数多く描かれています。

セラピーとしてのSFA(Solution Focused Approach)から発展してビジネス領域で活用されるようになった理論や手法を「ソリューションフォーカス」(Solutions Focus)と呼び区別する場合もあります。弊社では呼びやすさからもソリューションフォーカスを採用しています。

“THE SOLUTIONS FOCUS
The Simple Way to Positive Change”
SFセミナーにて
マカーゴウ氏
http://www.sfwork.com/
* マカーゴウ氏はビジネス系SFAに特化した出版社であるSolutionBooks設立の立役者であり、ビジネス系SFAの世界大会であるSOL(Solutions in Organizations Linkup)の共同創立者です。
SOL:ビジネス系ソリューショニストの世界大会
2002年にマーク・マカーゴウ氏ら欧州のソリューショニストを中心としたメンバーによりSOLが創立されました。

SOLはSolutions in Oraganizations Linkupの略で、ビジネス系組織や公的機関などでソリューションフォーカス理論および技法を駆使して活躍するコンサルタントやコーチなどの実践家のつながりを深めるという目的で年に一回開催されています。第1回大会はイギリスのブリストルで開催され、以降毎年ヨーロッパの主要都市で地元のソリューショニストたちが回り持ちで主催しています。2005年のスイス・インターラーケンでの大会に日本から初めて青木安輝が参加し、2006年には青木安輝、小倉一郎の2名が参加しました。

大会の様子は「SF国際会議レポート」のページに掲載されておりますので、どうぞそちらをご覧ください。


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